横浜市立小学校特別活動研究会

　昭和28年5月に、本研究会の前身である「横浜市立小学校教科外活動研究会」が発足して、6３年の星霜を重ねる。この6３年間の営々とした研究の歩みの中で、数多ある優れた教育実践が、私たちの先達から生み出されてきた。　
　その教育実践の創造の過程で、本研究会が命脈として大切にしてきたものがある。
　それは、特別活動における「実践活動」の重要性であり、今から半世紀以上も前に、軌を一にしてその大切さが指摘されている。　
　学級活動は、学級内の生活上の諸問題を、子どもたち自らが話し合ってその解決を図る活動である。その解決のための話合いは、「学級会」と称されることの多い会議の場でなされる。しかし、学級活動は、1単位時間の話合いの場が全てではない。話合いに至るまでの問題発生の場、それが話合いまでに醸成される時間、話し合ったことを協力して実践していくこと等々、その全ての過程が「活動」となり、子どもたちの人間育成が図られるのだ。本研究会は、この一連の「実践活動」を学級文化の創造として、研究会発足以来、大切にしてきたのである。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～平成２８年度　研究計画より抜粋～